2023年7月29日更新
前回のブログで指摘しました「大企業は非効率な組織なので衰退し中小企業の時代になります」をより詳細に説明させていただきます。
あくまでも、これは私の考えで確証は持てなく希望的観測なので参考程度にお聞き下さい。
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現在の経済状況は
コロナ明けの社会で今中小企業の倒産件数が増えてきています。倒産件数の内訳は廃業比率が高い傾向が見られ経営を諦めた例が多いそうです。
原因はこの物価高で価格転化できない上に慢性的な人手不足等と言われています。
それでは大企業はどうなのでしょうか。
大企業は「資本力・信用力・情報力」が優れいて人材もそろっているから大丈夫との見解もありますが、本当でしょうか。私は大企業も今回の不況で衰退すると思ってます。
今回の不況は不況ではなく経済崩壊だからです。現在、資本主義経済の根幹から崩壊している兆候が見られます。国は予算の半分が国債(借金)、大企業と思われる社債を日銀が買い支えている。銀行資産の不安定化要因としてのその他金融商品比率の上昇等、数え上げればきりがありません。
しかもこの状況が世界的状況で日本はまだいいほうなのです。
たとえば、日本の金利が上昇すればどうなるのでしょうか。国は国債発行ができなくなり予算も組めなくなる恐れもあります。アメリカが破産宣告したら等、国際的にも同様な状況なのです。
そして経済破綻が起きると今までは大企業に有利であった既存の構造が逆に作用して規模がでかい分、被害も大きくなります。具体的に次のとおりです。
①国家財政に依存している事業は、国家予算削減に伴う影響が大きい。(公共事業、医療・福祉予算等)そして、今回は政府が大企業を助けることは出来ません。
②系列企業からの搾取でなりたっていた大企業は、消費市場の大幅な減少及び中小企業の経営不振とが重なり搾取できなくなる。
③世界市場も同様に需要の大幅な減少で有望市場ではなくなる。
④外国への投資による大幅な損失が経営を圧迫する。
⑤新時代の為替は、一対一と言われています。現実化すれば発展途上国に投資していたサプライチェーンでの強みが逆に弱みになります。普通に考えても輸送費負担が利益率を切り下げます。
どちらにしても、今回の経済破綻は中小企業よりも大企業により大きな影響を与え倒産する大企業が増えるのではと予想してます。
富国強兵が生んだ大企業
明治以降の日本は国を中心として企業育成を図り、その資産を特定財閥に安価な価格で売却することで間接的に財閥を育ててきました。
戦後はアメリカの都合で半強制的に小麦や乳製品の需要を高める政策がとられ、そこに協力したのが明治・森永・雪印と言われています。そこで政治的に優遇されたから大企業に成長できた理由があるのです。
このような例は多数に渡り、マスコミ報道やテレビで賛美される経営手腕等よりも国の利権又は闇側の利権に手を貸したことが大企業への成長につながった例が多いのです。
そして大企業だけが儲かるシステムを構築して、反する行為を行う中小企業は反社会的な力で倒産させられる社会的構造ができていたのです。
新時代の経済とは
新時代の経済はブロックチェーン技術により不正ができない金融システム上での運営が予想されます。
金融システム変更による混乱は仕方がありませんし、今まで信じられていた資本主義経済は嘘八百であったことが暴露されるのですから数年間は破綻と崩壊が起こり不安定な社会情勢となります。
しかし、経済の再生は早急に進むのでないかと期待してます。それはお金の支配がなくなるからで資本が絶対条件なくなり民間企業の目的が利益ではなく社会貢献に変わるからです。
医療は表上、利益目的ではないので株式会社での運営は認めていませんが、実態は新たな病気を生み出しその治療のために新薬や検査で利益を拡大するマッチポンプビジネスになっています。
それが、より病気を直したり無くすための研究で貢献した医療機関が評価され利益を得る社会になるのです。
食品業界も本来の目的である消費者の健康をなおざりして、利益を上げるために添加物を利用してより安価な加工食品を生産し賞味期限を伸ばすことで利益確保を図ることが目的となっていたのです。
それが、健康によい食品を提供する企業が評価され利益を得る社会になるのです。
新時代は利益ではなく社会貢献が目的となるので、消費者の安全や健康を無視して安値競争で利益を
上げることは難しくなります。多分、人材が集まらなく経営ができなくなるでしょう。
まとめ:仕事は社会貢献として復活する
新時代では、社会インフラの再構築がなされます。
金融が不換紙幣の中央銀行システムから金本位へ移行するように公共性のある事業の根幹システムはブロックチェーン技術が使われ再構築されることで、国際金融資本やグロバル企業に支配されることがなくなり、その運営業務を民間企業が担います。
大企業は利権政治と繋がり資本の力で中小企業を支配下におき利権を独占していましたが、新時代では大企業と中小企業の間に支配関係はなく同等な立場で競い合う世界です。
企業の大きさではなく商品及びサービスの質の勝負となります。
社会基盤であるインフラ場合や消費財(家計で購入される製品)は特に社会貢献が重要視されるでしょう。
たとえば、食料品であるパンやハムを生産する企業が大企業であるかを不思議に思ったことはありませんか。
古くから賞味期限がある味噌や醤油等の食料品は地元企業が生産してきました。大企業が参入し賞味期限を伸ばすために多くの添加物を使用した商品を工場で大量生産し輸送・宣伝コストをかけて全国規模で薄利多売で利益を上げる。
その弊害で元々の地元中小企業は潰れ消費者は大企業が生産した食品を食べることで健康を害するビジネスモデルは新時代では認められません。
現代の食料生産は、生きる為に命をいただくのではなく儲けるためになるべく安く生産し利益を上げることが目的になっています。
だから食の安全性より利益を上げることが優先されます。また生産過剰になれば平気で廃棄します。お金中心の世界から本来の目的に沿った社会にならなければ解決しなかった問題だったのです。
このように企業活動自体の目的が変われば大企業である必要性はなくなります。逆に大企業である体質は意思決定プロセスや人事の複雑さ、取引先との関係(収益構造)などからスピーディな対応が難しく、また組織内は意味のない規則で縛られ自由がない雰囲気の職場は魅力のあるはずがありません。
大きな事業も、目的意識の高い中小企業がブロックを組みブロックチェーンシステムで詳細な調整は行い。資金はクランドファンディングで調達する。社会貢献と言う目的がより重視される社会に適して企業が主導権を握る社会となるのです。
残念なことに、今回の経済破綻で体力のない中小企業が潰れてしまいます。併せて体力のあると言われていた大企業も不正発覚や新時代に対応できなく破綻します。
しかし、経済の復興は速やかに始まるでしょう。
資本力や業界の慣習に捕われなく、全ての企業間に支配体制がない経営環境は今まで参入できなかった志しのある人達が活躍できる場となるからです。
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