2023年8月10日更新
有機栽培は法律で定義されていて現在、市場で流通する農産物の中では一番に安全な農産物と言えます。
有機栽培以外で栽培された農産物もありますが、どのような違いがあるかを説明させて頂きます。
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有機栽培とは
有機栽培(有機農業)とは、「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと、並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業」と定義されています。
そして有機栽培で栽培された農産物を有機農産物と言い明確に法律で規定されています。
「有機農産物」や「有機栽培」と表示するには、平成13年4月から始まったJAS法に基づく表示規格を満たさなければなりません。
法律が施工されてからは、各スーパーにあった有機農産物コーナのほとんどがなくなってしまったのが現実で、現在、日本で生産される全ての農産物のうち有機農産物の占める割合は0.1%と言われており希少な農産物と言えます。
有機認定とは
平成13年4月施工されたJAS法に基づく表示規格の根拠となるものが「有機認定制度」です。
有機認定とは過去2年以上、化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないで生産された農産物を認定機関が認定するもので、苗作り段階から一切の化学物質に由来する農薬・化学肥料は使えませんので、農家にとっては大変な栽培方法だと言えます。
有機認定を取得すれば価値が上がり高い値段で販売に困らないと考える方もいますが、有機農産物という現在の日本において特殊な農産物を取り扱う流通業者は少なく有機認定を取得したことが逆に販売の窓口を狭める結果となってしまうこともあり、有機認定を取得してまで農業に関わっている方は、何かしらの思いを持っている方が多いのは会って感じたことです。
野菜の種類
「有機野菜」、「 無農薬野菜」、「減農薬野菜」、「特別栽培」等の色々な野菜がありますが、違いってご存知でしょうか?
有機野菜は先に説明したとおりで国際的基準のシステム上にも取り組まれている基準が明確で厳選された野菜で、そこには嘘と偽りはありません。
一方、無農薬野菜とは、野菜を作るときだけ、農薬を使わないで生産された野菜を指します。
同じ畑で前年に農薬を使っていて、土に農薬が残っていても、その野菜を作るときに農薬を使用していなければ、無農薬野菜と呼ぶことができます。また、化学肥料も使うことができます。
減農薬野菜とは、その野菜が栽培される地域の農薬使用量の半分以下の農薬で栽培された野菜を言います。
こちらも、土に農薬が残っていても、問題はなく、無農薬野菜と同様、第三者機関による審査が行われないため、信頼が置けるかどうかは、生産者次第となります。
特別栽培は国際的な取り組みがないことで、概ね減農薬で栽培された農産物と言っていいでしょう。
このように野菜と言っても栽培方法で区別されますし、これに「中国野菜」とか「遺伝子組換野菜」を加えれば多種多様な形態の野菜が市場には散乱していることがわかります。
まとめ:安全で安心できる野菜は有機野菜しかありません
市場で流通している野菜の種類は以上のとおりですが、私からしたら有機野菜以外は基準が曖昧で信用できません。減農薬と言ってもグリコサート等を使用していたら1回しか使用してないとしてもかなり危険度が増しますし回数にしても自己申告なので信用できません。
ただの商品価値を高めるためのPRしか思えないのですが、皆様はどう考えますか。
本当に安全で安心でき健康のことを考えるなら有機野菜を選択するしかありませんが、近くのスーパーに有機コーナーがないとか、又は有機コーナーがあっても種類が少なく購入できないなど、解決方法としては有機農家を増やすしかないのが現状です。
有機栽培と言っても、各有機農家で栽培方法は千差万別でEMを否定する農家の方もおられます。
ただし、各有機農家を見学した経験上で言えることは同じ有機農産物でも、EMで有機栽培された野菜が一番美味しいと思ってます。
なので有機栽培を志す方には、是非にEMでの有機栽培に挑戦して頂きたいです。
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