2023年10月14日更新
食と健康は、密接な関係があることが認識されています。
マスコミ報道がされているから、病気が増えているから等様々な理由で皆さんの関心事になっています。野菜不足だから青汁を飲めばいいとか1日3食栄養バランスを考えて摂取しなくてならないとか的の外れた情報が拡散しています。
今の食文化を検証してみると、どれだけ狂っているかが分かります。
今回は、コンビニ弁当を検証します。
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コンビニ弁当経営の危険要因
コンビニ経営の中で、お弁当・おにぎりの売上は全体の20~30%を占めています。
お弁当の配送は一日2便から3便ありますので、常に新しいお弁当、おにぎりが並ぶ仕組みです。
賞味期限も短く、配送到着から15時間から20時間くらいで切れます。賞味期限が切れる前に売り場から下げ、廃棄が義務付けられていて、とても鮮度が高く、安心・安全なイメージを作っています。
コンビニの経営で一番怖いものとは「食中毒」で、これが起こると経営の危機に直面するものです。
食中毒がチェーン店で一件でも出ると、全店の販売をストップされます。お弁当、おにぎりはそのコンビニの食品加工工場で作っているので、その工場自体がストップされるので被害は壮大に拡大するのです。
ましてや食中毒となるとマスコミ報道により、そのコンビニの死活問題となりますので、食中毒は絶対に出してはいけないのです。
食中毒を出さないための売る側の安全基準
そのためにコンビニ本体では、絶対に食中毒が出ない基準としての安全基準を定めています。
コンビニメーカーで格差はありますが、だいたい次のとおりです。
①30℃で48時間 一般生菌数1×104以下 (一部25℃基準も有り)
この一般生菌数では腐敗の匂いも感じないいくらいの数値で、この自主基準を作り、お弁当やおにぎりのご飯や具材全てにこの基準以上のものが使われています。
みなさん、想像してみてください。
真夏のエアコン無しではいられない気温30℃のところに48時間(まる二日間)も置いておいても、このおにぎり、お弁当が傷まずに食べられるのです!
そして、この自主基準を満たすために使われているのが、食品添加物です。
以前は防腐剤、保存料を使っていました。しかし、2004年ごろ、コンビニ業界が「防腐剤、保存料はイメージが悪いから止める」と言い出しました。ちょうど食品添加物が悪いイメージで広がってきたことも重なったことも理由です。
では代わりに使われた添加物は「pH調整剤又は酢酸Na」でグリシンと表記されます。
これは何かというと、pH(酸性かアルカリ性を示す数値)を調整する食品添加物で、どちらかというと酸性に持って行くと菌が繁殖しにくくなる原理を応用しています。
添加物表示では「PH調整剤」と表記されています。
ご飯に梅干しを入れると酸性に傾くので、腐りにくくなるのと同じ原理です。
私達の血液はpH7の中性です。このあたりのpHが一番、菌が繁殖しやすい。
だからこれを入れて、pH5~6の間に下げるのです。
今までの防腐剤や保存料なら少量で済んだのに、これはかなりの量を入れないとpHが下がっていきません。
しかも、化学合成された食品添加物が何種類も入っています。
この食品添加物は多く入れると、酸味、苦味、えぐ味が出ます。
そこで、当時は全体の味を濃くしてごまかしていました。
最近ではあまり味の出ないものが開発されているようです。
そして、賞味期限切れのお弁当は食べられることなく、捨てられているのです。このロスは全国のコンビニで1日に384~604トンも廃棄されています。
ここでも怖い話があります。廃棄される弁当を豚のエサにしようと試みましたが失敗に終わります。その原因が母豚の出産時に奇形豚と死産が増えたのです。
恐るべし添加物の力ですね。
まとめ:コンビニ弁当やおにぎりは食べてはいけない
このことから、コンビニ弁当の賞味期限はウソです。もっともっと日持ちします。
真夏ではない限り自宅のリビングやオフィスにおにぎり、お弁当を置いていても5日くらいは大丈夫でしょう。
まず、この矛盾を理解してください。
このために、大量のpH調整剤が使われています。
残念ながら結論は、なるべくコンビニ弁当やおにぎりは購入せずに、どうしても買わなければならない時には、お弁当はデイクアウト弁当又はスーパー、百貨店のご飯を炊いているお店のものを購入することです。
ご飯を炊いているに拘るのは外の加工工場から仕入れている場合があるからです。
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