2023年11月17日更新
食と健康は、密接な関係があることが認識されています。
マスコミ報道がされているから、病気が増えているから等様々な理由で皆さんの関心事になっています。野菜不足だから青汁を飲めばいいとか1日3食栄養バランスを考えて摂取しなくてならないとか的の外れた情報が拡散しています。
今の食文化を検証してみると、どれだけ狂っているかが分かります。
今回は、体は食物で出来ているを検証します。
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消化の仕組みとは
消化とは私たちが食べ物を摂取した後、体内でそれを栄養素に変える過程のことです。食物は、消化器官で消化酵素によって分解され、小さな分子に分解されます。これらの分子は、腸壁を通過し、吸収され、血液やリンパ液を介して全身の細胞に運ばれます。
消化は、口から始まり、咀嚼、飲み込み、胃での消化、そして小腸での消化と吸収によって構成されます。
最初に、唾液に含まれるアミラーゼという酵素によって、口の中で炭水化物が分解されます。その後、食物は食道を通って胃に入ります。胃は、胃液という消化液を分泌して、食物を混ぜ、消化することで、食物が胃酸によって消化されます。
その後、消化された食物は、小腸に入ります。小腸では、膵液や胆汁といった消化液が加わり、栄養素が分解されます。栄養素は、腸壁を通過して、血液やリンパ液を介して全身の細胞に運ばれます。残った未消化物は、大腸に移り、水分が吸収された後、便として排泄されます。
このように説明される消化機能ですが、別の見解もあります。
それは、食べ物それ自体が体を作るという説です。
シェーンハイマーの説では・・・
食べ物にはタンパク質や炭水化物、油などが含まれています。例えば、タンパク質はアミノ酸から成り立ち、アミノ酸は窒素や酸素、水素、炭素から成り立っています。実は、それらの分子は食べられた後、体のどこにいったかわからなくなってしまうのです。
シェーンハイマー(1898-1941) は、アイソトープ(同位体)によるマーキング方法を編み出しました。分かりやすく言えば、分子の一つひとつに赤いマーカーで色をつけ、色付きの分子で構成される食べ物を実験動物のネズミに食べさせ、どこに行くかを調べたのです。
シェーンハイマーは最初、当時の科学の常識通り、食べ物は燃やされてエネルギーを生み、燃えかすは二酸化炭素や汗や糞、尿になって体外に排泄されると考えていました。しかし、実験結果は、その予想を鮮やかに裏切ります。
赤い分子は、例えば尻尾の先、あるいは目、ヒゲ、耳、心臓、骨、肝臓というふうに瞬く間に全身に散らばり、それぞれの場所に溶け込んでしまったのです。
シェーンハイマーは、ネズミの体重の推移も精密に測っていました。このネズミは大人でもう成長しませんが、食べ物を食べ、汗や呼吸、排泄はもちろんします。そして結果は、体重はほとんど1グラムも増えなかったのです。
これは、もともとその場所にあった分子が瞬く間に壊されて、それが赤い分子の代わりに外に抜け出たということです。
次に彼は、マーカーしていないエサをネズミに食べさせました。すると、このエサの分子はネズミの体に入り、今度はマーカーされた分子が分解されて体外へ抜け出ていきました。
このように「食べる」とは、まさに体の中で分子が絶え間なく分解と構成を繰り返す行為です。
そして、分子の構成と分解の流れがとりも直さず「生きている」ということで、この流れを止めないために、私たちは毎日食べ物を食べ続けなければいけないのです。
つまり、私たちの身体は常に食べているもので決定されていて身体は食べたもので出来ているということなのです。
千島学説の説では・・・
千島学説の基本は「食べた物が血液(赤血球)となる」 で、次の順番で食物が血液になり最後に細胞になります。
「食物→腸で吸収→小腸で食物が血液(赤血球)→毛細血管→血液が細胞」で節食すると、この逆で「細胞→赤血球→アポトーシス(自然死)」となります。
千島学説とは、生物学者 千島喜久男博士が1963年から提唱した学説です。
千島学説の特徴として、現代医学の常識とは全く異なる学説であり、そのため、千島喜久男博士の考え方を容認すると現代医学が成り立たなくなってしまうのです。そのため学会からは黙殺・敬遠・タブーとされてきました。
千島学説の考え方では、8つの原則があるとそうです。
①第1原理 赤血球分化説(赤血球は全ての細胞の母体である。)
②第2原理 赤血球と各種細胞や組織との間の可逆的分化説(栄養状態その他によって血球と各種細胞や 組織とは逆戻りの関係がある。)
③第3原理 バクテリアやウイルスの自然発生説(親バクテリアや親ウイルスなしでも細胞や組織が死滅し、崩壊するときバクテリアやウイルスが自然発生する。)
④第4原理 細胞新生説 (細胞は細胞構造を持たない有機物から新たに生じる)
⑤第5原理 腸造血説 (赤血球は骨髄で造られるのではなく、腸の絨毛で造られる)
⑥第6原理 遺伝学の盲点(遺伝と環境は一体である)
⑦第7原理 進化論の盲点 (進化の最重要な要因は共生である)
⑤第8原理 科学研究の方法論としての心身一如の生命弁証法
腸の状態によって全身の状態が決まってくるのです。便秘の状態であったり、腸の中で食物が腐っている状態では正常な赤血球は造られません。健康になるためにはやはり食事が大切なのです。
そして腸で血液(赤血球)が造られ毛細血管をとおして血液が細胞になるのならば、これも食べ物が身体を造られいることになります。
まとめ:私たちの身体は食べたもので出来ている
あなたの食した物が分子レベルで体の細胞に置き換わるとしたら、その食べ物に毒である添加物が含まれているならとても危険なことだと思いませんか。
確かに細胞は化学物質である添加物等を分解する酵素を常に生産し解毒しています。しかし、その生産量が十分で無かった場合や生産能力が加齢と共に低下した場合に何らかの病気という異常が発生するのです。
現在、ガン患者や生活習慣病が異常なペースで増えてます。今と昔では何が一番変わったのでしょうか。
それは食生活ですよね。和食から洋食へ、自炊から外食、加工食品が中心となり今があるのです。
だから食生活を改善するのは簡単で、昔の食生活に戻ればいいのです。
米中心で旬の野菜を中心にタンパク質は魚で取得する食生活です。
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