EMが創り出す限界突破とは

EM技術

2024年1月26日更新

EMが創り出す驚異の世界は不思議が一杯です。

皆さんは限界突破をご存知ですか。

もちろん農業の話で生産量能力が最大化する話なのです。

これから信じられない話をしますが、この話は実体験ですのでウソではありません。

そしてその理論も私なりの解釈で説明しますので、最後までお付き合いをお願いします。

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限界突破と言われても、なにそれとなるでしょう

この言葉はEMを開発した比嘉先生が言われた言葉で植物が成長していく経過で、その植物の生産能力が最大限に拡大することです。例としてはミニトマトは収穫時に一房に20~30粒のミニトマトがなるのが普通です。

ところが限界突破すると一房に200~300粒のミニトマトが収穫出来ます。どうですか。言葉のとおり限界突破ではないでしょうか。

最初にこの話を聞いて、次に一房に200~300粒のミニトマトの写真を見ても中々信じることが出来ませんでした。

しかし、有機栽培に移行し3年目でこの現象を確認することが出来たのです。

まずはナス栽培で何度収穫しても次の日にはナスが実ります。当時はこれば普通なのかと思っていましたが、他の栽培現場を見てうちの栽培現場の異常さに気が付きました。

次にミニトマトで同様な結果となり支柱とネットが耐えきれなくなりました。このような経験をするとEMの凄さを肌身で感じることになります。

限界突破を解明する

何故に限界突破が起きるかは、簡単に言うと植物の生産能力が最大限に発揮できる栽培環境になったからではないでしょうか。特に土壌環境が最適化したのでDNAの全てが機能し始めたという決論にならざるを得ません。

市販されているミニトマトの品種にはその特徴が記載されています。

たとえば、○○病に強く甘みがあるとか、だけど栽培するとそのとおりにはなりません。その特徴を持ったDNAが起動しないからでメーカから言わせればその栽培環境を用意出来ない生産者が悪いとなります。

それでは地域差があるので気候要因を除いて最適な栽培環境を模索してみましょう。

①作物は健康に育ち特に根は十分な栄養素を確保できるぐらい張った状態であること。
②土壌には有用菌が支配して十分な栄養素を保持した状態であること。

この二つの要因であれば慣行農法でも通常の有機栽培でも限界突破が可能となるのでは思いますが、実際にはなりません。つまり他の要因があるのです。

ここからは既存の農業化学では説明出来ない仮想の話となりますが、自分は限界突破を経験したので信じている理論となります。

植物の栄養源は根から吸い上げる硝酸態窒素と葉が行う光合成で成長します。特に光合成は重要で根が吸い上げた硝酸態窒素を植物の体を構成するアミノ酸等に変換する働きがあります。

慣行農法での失敗例として硝酸態窒素を化学肥料で供給しているためやりすぎる茎と葉だけ大きくなり実がつかない等の栽培例も見られます。

EM栽培に最適化した土壌では有用菌が占有し土壌内で有益なアミノ酸等の有機物が生産されていますが、現代農業理論では根が直接に有機物を吸い上げることはないと言われています。

しかし、それを覆す理論があるのです。

それが菌根菌で、豆類で言われる窒素固定細菌が代表的です。ミニトマトの根に菌根菌が定着し有機物を直接吸い上げていれば限界突破を説明することが出来ます。

次のとおりとなります。アミノ酸等を根が吸収出来るようになれば茎や葉を成長させるのに光合成で作られた糖は使われず、実の成長だけに回り限界突破が起きるのでないでしょうか。

この理論を聞いたときに納得出来ました。限界突破時のミニトマトの成長を経験すれば当然です。

このように理解しないと説明出来ないからです。

ここで、ちょっと余談です。有機栽培された野菜は苦味がなく甘みがあると言われています。ここで言う光合成で作られた糖が余分に消費されないことで説明できます。

まとめ:限界突破に挑戦してみよう

限界突破を一度でも経験すると、今までの農業理論を疑う気持ちが芽生えます。土壌分析や肥料計算、炭素率等の現代農業理論では、どれも現実に起きている「限界突破」を説明することが出来ないからです。

もしかしたら、人間様は解ったフリをしているだけなのではと思う気持ちになります。

実際は私達が知らないだけで自然の力は偉大で土中微生物の世界では共存共栄関係の中で自然の力を最大限に発揮できる能力を持っているではと考えるようになりました。

そのために人間が後押しとして何らの手助けをすればいいだけなのかもしれません。

誰もが経験出来るわけではない限界突破ですが、以外と家庭菜園で経験される方が多いと聞きます。
それだけ土作りや栽培に手間暇をかけている方が多いのではないでしょうか。

皆様にも是非、限界突破を経験してもらいたくミニトマト栽培の例として、自分の経験からの助言をさせていただきます。

①土壌は最低1年間、EMボカシやEM活性液を使用してEM密度を上げる。(量はケチらない)
微生物層からみた土壌の分類で言うと、「醗酵型土壌」以上になっていないと難しいです。
つまり、畑やハウス内で有機物(選定した葉・茎)が腐らずに白カビは生えて分解する状態です。

②EMで処理した生ゴミ堆肥を定期的に施行して土壌改良に務める。この工程が一番重要と思っています。

生ゴミ堆肥の肥料効果は最高です。記載したブログ「生ゴミは宝物」を参考にして下さい。

③苗の定植後に根が活着してからの水のやりすぎは根の発育を阻害する要因となるので注意する。当然に潅水時はEM活性液を添加する。

限界突破を経験すれば、間違いなくEM又は微生物の凄さを実感できますし、実感すれば自然の驚異も感じることができるはずです。

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