EMと宗教団体の関わり

EM技術

2023年10月9日更新

EMは、世界救世教という宗教団体が関わっているから疑似科学で信用できない。

確かに最初にEMを世の中に広める役割を負ったのは世界救世教の下部組織である「自然農法国際総合開発センター」です。

だからと言ってEM自体を否定する理由にはなりませんし、併せて世界救世教もです。

今回は私が知りうるEMと世界救世教との関係について説明しますので、最後までお付き合いをお願いします。


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EMの普及に関わった世界救世教

世界救世教(せかいきゅうせいきょう)とは、大本の幹部だった岡田茂吉氏が1935年(昭和10年)に立教した新宗教系の教団です。

岡田茂吉氏は、日本で無農薬有機農法が注目されるはるか以前である昭和20年代より、自然農法という名称で、独自の無農薬有機農法を研究、実践、推進してきました。

岡田茂吉氏の死去後の現在、会派によっては、いわゆるEMを自然農法を支援する技術として採用しています。

採用していない会派は東方之光、採用している会派は世界救世教いづのめ教団・世界救世教主之光教団です。

世界救世教は1982年3月、重要な教義のひとつである自然農法の探究を目的とした任意団体「自然農法国際総合開発センター」を設立しました。

同じ年の暮れ、琉球大の比嘉照夫(ひが てるお)教授は、教え子との縁で同センターの指導を頼まれ、岡田茂吉の思想に共鳴したこともあって、依頼を引き受けた。1985年秋に同センターが「自然農法国際研究開発センター」と名称を改め、財団法人化した際にも発起人となり、役員として名を連ねました。

比嘉氏は、世界救世教について、「私自身は信者ではなく、また世界救世教を宗教団体とは思っておらず、岡田思想を実現する「地上天国建設集団」としてとらえて」いる、と解釈している。

1986年に教団が「再建派」と「新生派」に分裂した際には、比嘉氏は新生派に同調し、彼の研究成果はやがてEMと名付けられ、同派に活用されることなしました。

比嘉氏は、この時の経過を次のとおり話しています。

「私はただ、EMを研究したかったんです。自然すなわち神という教祖の教えを沖縄の古神道のようなものとして理解はしましたが、世界救世教とか新生派とかはどうでもよかった。再建派からも予算を優遇するからとか言われ、誘われましたが、そんなにお金を欲しがってるように見えるのかな、修行が足りんねと思ったね(笑)。新生派に行ったのは、そっちの方がお金にクリーンだと感じたからです。」

世界救世教の再建派からの誹謗中傷

岡田茂吉氏の死去後、世界救世教は一枚岩ではなくなり新生派(いつのめ教団)はEMを推進し、再建派(東方之光、MOA)はEMを否定しました。また、EMは「ヤマギシ会」とも関係しています。ヤマギシ会は、正式名は幸福会ヤマギシ会で、農業・牧畜業を基盤とするユートピアをめざす活動体(農事組合法人)です。

比嘉氏が新生派についたことで、再建派はEMを否定しマスコミや週刊誌を利用して誹謗中傷が始まるのです。

組織内での派閥争いではよくあることですが、あまりにも幼稚な行動ではないでしょうか。

岡田茂吉氏の唱えた自然農法の思想を広めることは世界救世教の重要な目的であり、その目的を実現するためにEMを利用することと派閥争いは関係のないことで、再建派は反省し謝罪しなくてはならない行為だと思います。

どうしても宗教と関わると、このような問題が起きてしまい残念ことですが、世界救世教が資金を出して各地にEM普及協会を設置したことでEMが全国に広がったという実績は否定できない事実なのです。

まとめ:現場を見ないと分からない

以上の経過からEMはニセ化学等と誹謗中傷を受けることになります。「宗教が絡んでいるから」「現在の化学では説明できないから」「マスコミが報道してるからと」すぐにレッテル貼りをされる方がいてEMの評価と信頼を落とす結果なりました。

レッテル貼りをされる方は現場を見ていないことが多く、その根拠はあなた個人の思い込みではないかと思うことがほとんどです。このような例は宗教が絡んでいるからではなく、普通の組織でも同様な例があり現場の実情も知らないで文句を言い、また聞こうしない人はどこにでもいるのです。

何故に現場を見て確認しないで、上から目線で批判をするのか。また、安易にそれを信じる人達がいます。

しかし、新時代は封印された新技術が公開されると言われています。今まで日の目を見なかった新技術やEMが科学的に解明されて環境問題や生活に利用される時代が始まるのです。

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